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関東で地震、箱根山に与える影響は?そもそも地震と火山の噴火は関係あるの? [ニュース【国内】]

5月25日午後2時28分ごろ、関東地方で強い揺れを感じる地震が起こりました。


気象庁によると、強い揺れを観測した地域で今後最大震度4程度の余震が発生する恐れがあると分析し、これから1週間は落石やがけ崩れに注意をするよう呼び掛けました。


余震もさることながら、多くの人にとって気になるのは今回の地震が活発な火山活動に与える影響でしょう。


神奈川県から静岡県をまたがる箱根山の火山性地震は今日までに4240回を超え、観測史上最多となりました。


もし大規模な噴火が起きれば、半径約1・5キロの範囲まで最大で直径約50センチの噴石が飛散する恐れもあるため、気象庁は噴火警戒レベルを火山周辺規制の2に引き上げています。


そもそも3.11後の東北・関東地域ではしきりに地震が発生していますが、これは、巨大な地震によって震源域周辺の地殻内の応力場が変化したためです。


応力場・・・気圧や重力など、様々な力が生じる空間における力の大きさや方向を表すもの


地殻内の応力状態の変化は地震を誘発するだけでなく、地殻内に存在するマグマだまりに影響を及ぼし、火山噴火を誘発する危険性があります。


マグマだまり・・・地殻内でマグマが蓄積されているところ(そこにあるマグマは高圧化にあるが次第に分化されていき、それが地上に現れることを噴火という)


周囲の岩盤の応力変化によってマグマだまりの圧力が減少し、マグマが発泡して軽くなり上昇を開始します。


地震に誘発されて起こる火山噴火の原因として最も有力視されているのが、マグマ発泡の促進によってマグマが上昇するケースです。


マグマだまり周辺の応力状態が変化して、徐々に力の変化が生じマグマだまりの圧力が減少すると、マグマから二酸化炭素などのガスが気泡として分離します。


二酸化炭素はマグマ中に数%程度含まれる水と異なり、マグマ中の溶解度が低く水の100分の1程度なので、もともと発泡直前の状態にあり、わずかな減圧によっても容易に飽和して発泡しやすいのです。


このような発泡が起こるとマグマの密度は低下するので、マグマだまりで密度的に中立状態にあったマグマが浮力を得て上昇を開始します。


マグマが上昇して浅い場所に移動すると周囲の圧力が下がるので、マグマの減圧が生じてさらに発泡が促進されなます。


こうなるとマグマはさらに浮力を得てもっと浅い場所、地表近くへと移動するのです。


ただし、このように地震がきっかけでマグマが発泡し上昇を始めても、マグマ中の二酸化炭素量は多くありません。


得られる浮力もそれほど大きくなく、結果として地表に到達して噴火するまでにはかなりの時間がかかることもありうるのです。


地震発生後、噴火が誘発されるまでに数年を要したケースが見られるのはこのためです。


今回の地震がどう影響を与えるのかは未だ定かではありませんが、ふたつの因果関係は深く、長期に渡って十分な警戒が必要なようです。

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